■団体概要
●名称:一般社団法人 上総麻産業振興会
Kazusa Hemp Industry Development Association
●設立:2025年5月19日
●住所:〒290-0163 千葉県市原市東国吉495
●代表理事: 山口純司
副代表理事: 石井一行
理事: 高山元春、相澤秀則、菅原一彦、佐久間京子
■加入団体
一般社団法人北海道ヘンプ協会
一般社団法人 HEMP HUB
■事業の目的
千葉県で伝統的に栽培されていた麻栽培を復興し、様々な産業に活用できるように、研究・試験を実施します。 麻栽培と麻産業を継続的に発展させるような取り組みを行い、市原市および千葉県の地域活性化を目指します。
現在、千葉県に麻産業は存在しません。この2026年からの最初の3年を麻産業創成期と位置付け、麻栽培を軌道に乗せることと、麻産業の発展のための試験栽培を第一義として活動します。また、コミュニティ形成にも重きをおき、栽培の拡大は、他の農家に担ってもらうことで、地域活性化につなげたいと考えています。
この3年のうちに情勢を踏まえ、耕作放棄地を利用した栽培の拡大、観光農園化、販路拡大のための製品開発などの新たな事業展開を計画します。
麻は衣食住に加え、医療やエネルギーにも活用できます。健康と環境配慮した製品は、将来的に必須になってくると想定される中で、麻の可能性の開拓と、産業のシフトチェンジまでを見据え、当会が加入している一般社団法人北海道ヘンプ協会とも連携し、産業拡大の可能性を追求、麻産業の振興に取り組みます。
※当会では、麻=産業用ヘンプ(THC0.3%以下)のことを指します。
■事業の背景
1. 麻栽培が盛んであった千葉県
千葉県は、房総半島からなる自然豊かな地域です。
当時、阿波の国から移り住んだ人々が、麻の栽培を始めたところ、麻がよく育ったことから「総」の国と名付けられたといわれています。(※)
千葉県市原市は、上総の国の中心として栄え、麻の栽培も盛んに行われており「菊間(麻)」「勝間(麻)」「今津朝(麻)山」など、麻に由来する地名も存在します。
しかし第二次世界大戦前まで行われてきた麻栽培も、1948年の大麻取締法以降、化学繊維の台頭などにより需要が減り、千葉県内では、麻栽培は途絶えてしまいました。
当会では、千葉県が麻栽培に適している地域として捉え、麻栽培の再定着化と産業発展につながる事業を推進し、地域活性化に寄与します。
※千葉県庁ホームページに記載
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/sonohoka/kyoudo/kendo.html
2. 地球にやさしい植物として注目。大麻取締法改正。
海外では環境問題と健康問題の高まりを受け、人と地球にやさしい麻(ヘンプ)が注目され、1990 年代以降、ヨーロッパを中心に栽培解禁が進みました。
2018年アメリカ合衆国で産業用ヘンプの栽培が合法化、昨今の流れを受けて、日本でも2023年12月に大麻取締法が改正(2025年3月施行)され、「大麻草の栽培の規制に関する法律」となり、大麻栽培に関する規制が緩和され、産業に活用できるようになりました。
また、麻(ヘンプ)は、その二酸化炭素の吸収性から、GX(グリーントランスフォーメーション)における有効性にも着目されています。
当会では、麻を栽培することでの直接的な二酸化炭素吸収量を増やすこと、および、カーボンオフセットの仕組みづくりも模索し、環境への貢献を目指します。